ジャパリパーク管理センター休憩室

けものフレンズ二次創作サークル「ジャパリパーク管理センター」のブログです。

『演出』

--話をしよう。

あれは今から36万…いや、1万4千年前だったか。

…まあいい、本文担当のNNだ。

今回は、ミッシングけもリンク第一部「あたらしい/のこされた きみへ」の閲覧数が600を越えた記念。

ミッシングけもリンクに仕込まれた『演出』について、少し語ろうか。

まず、ミッシングけもリンクは「第三部以外は何処から読み始めても構わない」という触れ込みで出している作品だ。

この方式は、Twitter上での連載でお馴染みの作品、ニンジャスレイヤーを参考にしてはいるが、その意図は少し異なる。

ミッシングけもリンク第一~2.5部は、意図的に「その話だけで判明する情報」と「その話だけでは判明しない情報」を混ぜ合わせている。

逆に言えば、何処から読み始めても分かる事と分からない事が必ず出てくるから、何処から読んでも一緒という事さ。

基本的には第一部から読むのが一番ではあるが、第二部から読み始めてみるのも面白いだろう。

彩京のストライカーズやガンバードの前半面のようにランダム性を持たせた訳だが、実際にそういう読み方をしたヒトは居るんだろうか。

第2.5部「いないはずのわたし」は、第三部直前という事もあり、第一部に近い「主要人物はアプリ版だが舞台はアニメ版寄りの構成」にして、新規層の獲得を計った効果もあり、閲覧数はなかなか伸びていたようだが。

そうだ、第三部前編の導入部…サーバルの昔話からタイトルが入るまでの話は、本来ならば別の作品として出す予定だったんだ。

しかし、これは第三部として一括りにしてしまった方が面白いだろうという判断で、現在のようになっている。

…時々、深夜アニメが最終回直前になって、二、三話を連続放送する時があるのを知っているか?

ああいうのはとても面白いと思うんだ。

最終回直前の怒濤の展開を観た興奮をそのままに、最終回を観れる。

…実際の所は、放送枠の問題だろうが…そういうのも、一つの『演出』として考えると、なかなか面白い。

そういう考えもあって、第三部は相当なボリュームになったが…まあ、その分の価値はあるだろう。

…今回はこのくらいにしておくか。

もし、これを読んでいるキミが、漫画版もアプリ版もアニメ版も等しく好きで、まだミッシングけもリンクを読んでいないならば、読んでみるといい。

キミが第三部までを読み終えた者ならば、もう一度最初から読み返すと、より理解が深まるかも知れないな。

https://pixiv.net/series.php?id=899487