R第一話ブクマ10入りありがとう記事
はいはーい!代表のNNは今日も絶好調だよ!
記事の題にもあるとおり、四月八日に公開したミッシングけもリンクR第一話のブックマーク数が10になりました。
皆さま、本当にありがとうございます。
話題の作品はこちら
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=10987394
それにしても、けものフレンズRの勢いはすごいですね!
私は主に、ニコニコ大百科のけものフレンズRのコメント欄、ニコニコ静画、pixiv辺りを毎日見て回っていますが、どこも盛り上がってるのすごい…。
いろんな人たちがいろんな作品を出してる一方で、ニコニコ大百科のコメント欄では、けものフレンズRの創作談義が行われてて、
実際に作ったよ!って人も、
なにか作りたいんだけど、どうしたらいい?って人も、
自分は作品を作れるノウハウはないんだけど、こんな設定とかどうかな?って人も、
みんなそれぞれの面白い意見を出し合ってて、いい環境だなあ…と、ちょっと感動しています。
作ってる人たち、ありがとう!っていう声も上がったりしてます。
いえいえこちらこそ、見てもらえて嬉しいかぎりです。
それで、ふと思ったのが、
「うちって、ガイドブックは作るけど、本文の制作中に作った資料とか企画書とかを外に出したことないな…」
ということ。
表紙絵のコンセプトなんかはよくお漏らししてますが、本文に関しては全く漏らさないんですよね。
予告なんかも、ある程度書き上がってきた段階で、実際に本文の文章や台詞から作ってますので。
ひょっとしたら、私達の作品がどんな段階を踏んで作られてるのか気になる!って方がいるかもしれません。
けものフレンズRのお話を作ってみたい!でもお話作りなんてやったことない…なんて方の参考にもなるかもしれません。
ということで、今回はミッシングけもリンクR第一話を作る上で用意した企画書を、今後の大きなネタバレに関わる部分を抜いて載せておきますね。
実際に形となった第一話と見比べて、予め作った設定や構想が、どんな形で表れているのかを探してみるのも、面白いと思います。
小さなネタバレは含まれているので、気にする方はここでブラウザバック推奨です。
ミッシングけもリンク外伝企画書
■題名
ミッシングけもリンクR
■概要
ミッシングけもリンクの裏話(1.4~2.5の間くらい)
ともえ、イエイヌ、コヨーテ、オオミチバシリが、それぞれの "探し物" を見つけ、多くのアニマルガール達と "友達" になっていく旅
■導入
--遠い、とおい昔のおはなしです。
ヒトは、 "けもの" となかよく暮らすための楽園をつくりました。
"けもの" は、ヒトからのおくりものに喜び、楽園でヒトとなかよく暮らすことを決めました。
けれど、ヒトも "けもの" も、大切なことに気づいていません。
この楽園には、おなかをすかせたバケモノが眠っているということに。
--そうして、時はながれて。
ヒトがいなくなってしまった楽園の、深い森のなか。
ひとりの女の子が、長いながい眠りから、いま、目をさまします--。
■登場人物
◆ともえ
cv福圓美里(ストライクウィッチーズ 宮藤芳佳、ガールズ&パンツァー 角谷杏など)
一人称は「あたし」
カントーエリアの外れの森の中、古びた施設の一室に設置された、ホコリまみれの機械の中で目を覚ました、ヒトの女の子。
記憶がないわけではないが、おぼろげ。
目覚めた時に、機械のそばに置かれていたスケッチブックの裏に書かれた、かすれた文字から『ともえ』と名乗る。
誰とでも分け隔てなく接する。時にはセルリアンにさえ。
何事にも積極的に関わっていき、向こう見ずで勢い任せだが、失敗してもへこたれず、諦めずに最後までやりきる根性の持ち主。
興味を惹いたものの絵を描くのが好きで、絵を誉められるととても喜ぶ。
眠るとよく自分に似た女の子と遊ぶ夢を見る。
パーク発行のアニマルガール図鑑を所有(第1.4部でエシカとホノカが読んでたものと同じ内容)。
アニマルガールと触れ合うことと同じくらい、おいしいものを食べるのが大好き。
ジャパリまんよりも、ヒトの料理に近いものをより好む。
文字は難なく読めるが、専門的な用語など、読めても理解ができないものもある。
自分の住んでいた場所、家族といった、おぼろげな自分の記憶にまつわるものを探している。
「あたし、ともえ!よろしくね、イエイヌちゃん!」
「ねぇコヨーテちゃん、今日はどんなところに連れてってくれるの?」
「うわーん、イエイヌちゃぁん…オオミチバシリちゃんがモフモフさせてくれないのー…」
「大丈夫だって!みんなで頑張れば、なんとかなるよ!」
「…あたし、諦めないもん。自分のことも、イエイヌちゃんの大切なヒトのことも」
◆イエイヌ
cv井口裕香(けものフレンズ2 イエイヌ、ガールズ&パンツァー 冷泉麻子など)
一人称は「わたし」
ともえが眠っていた施設の付近を住み処にしていた、雑種犬のアニマルガール。
以前はともえと同じ施設で眠っていたが、何故そこで自分が眠っていたか、眠る前にどこで何をしていたかの記憶がおぼろげ。
"大切なヒト" に関する記憶を失っているが、自分と同じ境遇であるともえに繋がりがあると考え、彼女の助けとなる。
落ち着いた物腰で、時にコヨーテ以上に的確な判断を下す。
が、なにかと三人に振り回されがちで、慌ててしまうことも多い。
しかし、親しい者に危機が迫れば、即座に反応し矢面に立つ。
めったに怒らないが、怒ると一番怖い。
甘えられる側に回ることが多いこと自体に不満はないが、たまに自分も誰かに甘えたくなる。
ヒトの技術や知識にも、並のアニマルガール以上に詳しく、お茶を作ったり、簡単な料理を振る舞えるが、文字はひらがなカタカナくらいまでしか読めない。
自分の "大切なヒト" に関わるものを探している。
「わたしはイエイヌといいます。よろしくお願いしますね、ともえさん」
「コヨーテさん…冒険するのはいいですが、あまり危ないことはしないでくださいね」
「お茶を作ってみたんですが、オオミチバシリさんもご一緒に飲みませんか?」
「皆さんを傷付けることは、わたしが許しません…!」
「あの…ともえさん…その…頭を、撫でてほしいんです…」
◆コヨーテ
cv高山みなみ(名探偵コナン 江戸川コナン、機動戦士ガンダム00 カティ・マネキンなど)
一人称は「おれ」
アンインエリア出身のアニマルガール。
非常に癖の強いアンイン出身者の中でも、気さくで接しやすい性格を買われ、他のエリアとの外交役を任されている。
単に人柄が良いだけではなく、損得をしっかり考慮し、自身や親しい者に利益が多く得られるように立ち回る、抜け目のなさも併せ持つ。
しかし、時には面白さや興味を優先し、損得を気にせず動く一面も。
アンインの一員として働く傍らで、様々な依頼を請け負う "何でも屋" まがいのことをしている。
仕事柄、顔が広く、情報収集能力はチーム随一。
三人を振り回すリーダーのようで、実際のところは三人の保護者のような立場。
イエイヌと違い、家事のような知識はさっぱりだが、文字を難なく読め、ある程度専門的な知識を理解でき、ヒトが遺したものの扱いに長ける。
ジャパリバス『トリックスター号』(アニメ版モデルをコヨーテモチーフの形状に改造したもの。リウキウのルサとの合作)を所有しており、運転もお手のもの。
リウキウエリアで作られた、棒状のラムネのお菓子(ココアシガレットみたいなもの)がお気に入りで、よくくわえている。
"ある依頼" を受け、カントーエリアの外れを調査していた際に、ともえとイエイヌを見つけ、チームに引き入れる形で面倒を見ることを決める。
「おれはコヨーテってんだ。よろしくな」
「今日はとびっきり面白いところに連れてってやるよ、ともえ」
「心配すんなよ、イエイヌ。おれはいつだって、ちゃんと安全を第一に考えてるんだぜ?それに、楽しい旅にはほどほどのスリルも必要だろ?」
「オオミチバシリぃ、アレ取ってくれないか?…ほら、アレだよアレ、いつものやつ」
「任せとけよ!なんたっておれは、いつかジャパリパークの "天辺" を取るけものだぜ!」
◆オオミチバシリ
cv高柳知葉(けものフレンズ2 G・ロードランナー、ウマ娘プリティーダービー オグリキャップなど)
一人称は「ボク」
ホクリクエリア出身のアニマルガール。
コヨーテのチームの一員として、ジャパリバスに同乗している。
何事に対しても無関心に振る舞い、自身の事情に他人が深入りすることを避ける節がある。
普段はやる気のない姿勢を崩さないが、コヨーテの手伝いなどは真面目に、素早くこなす。
無関心なようでいて、時に鋭い一言を放つくらいには、物事をよく見ている。
また、心を許した者に対しては、さりげない優しさを見せる。
冷めた態度を取りがちだが、根っこはとても素直。
ヒトの知識や技術にはさっぱりだが、勘が非常に鋭い。
「ふーん…ボクはオオミチバシリ。よろしくー」
「な、なにすんだよ、ともえ!急に変なとこ触るなー!」
「そんなことよりともえを何とかしろー!イエイヌー!」
「ん?あぁ、はいはい…コヨーテって、ほんとこれ好きだよね」
■一話構想
・ともえ起床。スケッチブックと図鑑、お絵描き道具が入った鞄を取る。他の誰かを探し、施設の外へ出ようとしたところで、イエイヌが外から扉を開く。
・題名どーん "Realize" (※※※と※※※の再会が "実現" した)
・ともえとイエイヌのやり取り、主に自己紹介と現状把握。ボスセルリアン出現。
(このセルリアンは、自分以外の誰か(仲間)の存在を求めるともえの声に応じて起床した、例の異変の名残。サンドスター・ロウの不足により身体の崩壊が始まっているが、非常に強力。ともえ(仲間)がイエイヌに襲われていると勘違いし、イエイヌに襲いかかり、ともえを助けようとする)
・依頼を受け、ある施設の存在を捜索していたコヨーテとオオミチバシリ。大きな音と地響き(ボスセルリアンによるもの)を聞き、現場に急行する。
・イエイヌが応戦し、ともえを助けようとするも、ボスセルリアンの猛攻に劣勢。ボスセルリアンも身体が崩壊しつつも、怒りのままに攻撃を振るう。なんとか止めたいともえは "声" を聞き、二者の間に割って入り、ボスセルリアンの誤解を解く。
・現場に到着したコヨーテとオオミチバシリは、ボロボロなイエイヌとボスセルリアン、そしてボスセルリアンに呼び掛けるともえの姿を見る。ボスセルリアンは怒りを沈め、森の奥深くで再び眠りにつく。
・コヨーテから借りた救急箱(リウキウ製)でイエイヌの手当てをするともえ。コヨーテとオオミチバシリは、見つけた施設を調査し、そこで行われていた研究を紐解くカギがホクリクエリアにあることを突き止める。
・コヨーテからチームに入ることを誘われるともえとイエイヌ。助けてくれたお礼と、自分たちの "探しもの" を見つけるために、誘いを快諾する。
・おわり