きみはきみのままで
はい↑はい↓(カラカル風)、代表のNNです。
もう第1.3部には、目を通して貰えたでしょうか。
まだの方は、こちらからどうぞ。
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=9682566
今回は、内容が内容なだけに…あとがき的なものを、ここにつらつら記しておこうかと。
…ガイドブックの続き作れよ?デスヨネー
お待たせしている『ガイドブックそのさん』と、かばん編(1.1~1.4)の分は、第1.4部を作り終えてから、改めて読み返しつつ作っていこうかなと。
ではでは、ここから下は、あとがきコーナーになります。
ネタバレを惜しまぬ内容になりますので、未読の方は読んでからお越し下さい。
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第1.3部「きみはきみのままで」は、かばんちゃんとアニメサーバルが主役のお話です。
鋭い方は、今作の題名が、かばんちゃんのキャラクターソング「きみのままで」の歌詞から取っている事に気付いたかも知れません。
キョウシュウから出て、ゴコク、リウキウ…と旅を続けてきた、かばんちゃんですが…。
自分の意思で始めた筈の旅は…いつの間にか、自分の意思以上に、他の誰かの意思や都合に翻弄されるものになっていきましたね。
困ってる子を見過ごせない、優しさを持っているからこそ…かばんちゃんは、そこが激流だと分かっていても、飛び込んでしまう。
何か、少しでも、自分に出来る事がある筈だ、と。
そうやって、自分が抱え込める量を遥かに上回る苦悩を取り込み続け…とうとう破裂してしまったのが、今回のお話です。
また、アニメサーバルにとっても、今回は一つの試練というか。
個人的に、アニメサーバルは所謂『聖獣』と呼ばれるには…アプリサーバルなんかと比べると、そういう面がほとんど、かばんちゃんに対してのみ出ている感がある気がして。
アニメサーバルも、優しいは優しいんだけど…何か違うものを持ってるよなぁっていう印象があったので、それを取り入れてみました。
…そして、本編(第一~三部)でほとんど出番が作れなかった、我らがパークガイド、ミライさん。
自分の一部から生まれたアニマルガールであるかばんちゃんを助ける為に、ここで遂に登場です。
迷うかばんちゃんの背を、ミライさんが押してくれる、というコンセプトは、何がなんでも今作に盛り込みたい案の一つでした。
ミッシングけもリンクにおけるミライさんの立場は、既に第三部で固まっていたので…母親=創始者という明言は避けつつ(まして創始者=園長には触れずに)、母親になった頃の園長がどんな感じだったか、ミライさんはどう思ってたのかが、ある程度見えるようなお話をしてもらいました。
…色々フォローしておくと、当時の園長も、以前の記憶が戻ってきてて、自分の娘が、かつての恩人に似てきて(というかそのもので)、尚且つ、それが何を意味するのかを察して(ミライさんの母親は創始者=自分がそうなる)、かなり追い詰められてたのかな、と。
ミライさんと一緒に出てきたアニマルガール四人は、喋る順にそれぞれトキ、ルル、シロサイ、ギンギツネのアプリ版メインメンバーですね。
口調だけで気付けたあなたは、立派な園長です。
…パビリオンが見せる映像で、台詞が*で隠れてる子達の共通点には気が付いたでしょうか?
そこが見えてくると、第1.4部がどういうものになるか、少し分かってくるかも知れません。
…作者的に描きたかった、第一部以降の、カラカルとアニメサーバルの再会を、ようやく描く機会を得られたのもあって、色々と満足です。
でも、個人的に今作の一番好きな場面は、最後のピーチパンサーのくだりだったり。
…次回はまた少し長くなるかもしれません。
ぼやっとした見通しは立ててるのですが、具体的に何処までやるかによって、ボリュームが大幅に変わりそうな感じです。
勿論、それに対する製作時間も。
かばん編の最後であり、本編第1.5部へと繋がっていくお話になりますので、満足のいく『締め』と『繋ぎ』にしたいですね。